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集団食中毒について

こんにちは、元保健所職員で薬剤師のモトヒロです。


今日は最近発表のあった食中毒事件で、私が感じたことを記事にしてみました。


この記事を読むことで食品衛生の理解が深まります。


1.最近の食中毒事件

2.共通していること

3.衛生管理していくには


食中毒事件について、全国の状況を調べていくなかで、ここ最近の傾向としては、

集団的な食中毒事件が目立ったように感じます。




1.最近の食中毒事件

最近の話だと、愛知県の病院内での黄色ブドウ球菌による事件や岐阜県の老人ホーム内でのノロウイルスによる事件や東京都内の結婚式場でのノロウイルスによる事件等が発生していました。



2.共通していること

結婚式場はちがいますが、病院や老人ホームは一般的に集団給食施設(集団給食施設とは、学校、病院、その他の施設において、継続的に不特定又は多数の者に食品を供与する施設のことである。特定かつ多数の者に対して継続的に1回100食以上又は1日250食以上の食事を提供する施設であることもある。)と言われており、食品衛生の管理がより必要とされています。

食数が多いこともあり、栄養士、調理者、看護師等いろんな人たちが関わっており、衛生管理もより難しいです。そのなかで、衛生管理を徹底し、日々の業務をこなしていくという非常に大変な現場です。

上記施設は大量の食材や加工品を使用するので、食中毒の原因を探すのが難しい傾向があります。




3.衛生管理していくには

多くの人が関わるからこそ、一人一人の衛生管理が一番大事です。多くの食中毒事件は一人の不注意から始まることが多いです。

手洗いの徹底、トイレの掃除の順番、食材に潜むハザードをどう管理するか等、いろいろな視点で考える必要があります。

衛生管理に携わる皆さんには、大変だと思いますが、日々の業務に励んでいただけたらと思います。困ったことがあれば気軽にご連絡ください。








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